透かしとは?
すかし
透かしとは、紙幣や証明書などに施された、光に透かして見える模様や文字のことで、偽造防止のための重要なセキュリティ技術です。
透かし(すかし、watermark)とは、紙の製造段階または印刷工程で施される、光に透かすと見える模様・文字・画像のことです。紙幣・パスポート・有価証券・商標登録証など、偽造が重大な問題となる書類に広く用いられています。
伝統的な透かしは紙漉きの工程で網目型(ワイヤー)を用いて紙の厚みに濃淡をつくることで形成されます。光を当てると厚い部分が暗く、薄い部分が明るく透けて見えるため、複写機やスキャナーでの単純な複製では再現できない高い偽造防止効果があります。日本銀行券(お札)の「すき入れ」もこの技術によるものです。
一方、デジタル分野では「電子透かし(デジタルウォーターマーク)」として、画像・音声・動画などのデジタルコンテンツに著作権情報や追跡情報を人間の目に見えない形で埋め込む技術も「透かし」と呼ばれます。電子透かしには以下のような用途があります。
- 著作権保護・不正流通の追跡
- コンテンツの真正性確認
- AI生成コンテンツの識別
社会的な観点から見ると、透かしは贋造・詐欺の防止という公共的役割を担っており、中央銀行や政府機関にとって不可欠な技術です。近年は量子ドットや特殊インクを用いた新世代の偽造防止技術との組み合わせも進んでいます。
使い方・例文
日本銀行券を光にかざすと、肖像や「NIPPON GINKO」の文字が浮かび上がるのが透かしで、偽造防止の基本的な仕組みとして機能しています。
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