ジェラシュ遺跡とは?
じぇらしゅいせき
ジェラシュ遺跡とは、ヨルダン北部に位置するローマ時代の古代都市遺跡で、世界でも最もよく保存されたローマ都市の一つです。
ジェラシュ遺跡(Jerash)は、ヨルダンの首都アンマンから北方約50kmに位置する古代都市「ゲラサ(Gerasa)」の遺跡です。紀元前後から3世紀にかけてローマ帝国の「デカポリス(十都市同盟)」の一都市として栄えました。
遺跡は保存状態が極めて良好で、ローマ時代の都市構造をほぼ完全な形で見ることができます。主な見どころには以下のものがあります。
- 楕円形のフォルム(広場) — 卵型の特異な平面形が有名
- 南北に延びるコリント式円柱の並ぶカルドマクシムス(列柱道)
- 2〜3万人を収容したとされる南劇場・北劇場
- ハドリアヌス帝の凱旋門
- 複数の神殿跡(ゼウス神殿・アルテミス神殿など)
7世紀のイスラーム征服後は都市機能が縮小し、749年の地震によって大規模な損壊を受けましたが、その後砂に埋もれたことで皮肉にも構造物が保護されました。19世紀以降の発掘調査によって現在の姿が明らかになり、毎年「ジェラシュ文化芸術祭」が開催される観光・文化の名所となっています。世界遺産の暫定リストにも含まれています。
使い方・例文
「ヨルダン旅行ではジェラシュ遺跡を訪れ、2000年前のローマ時代の列柱道を歩いた」というように、中東の歴史観光スポットとして紹介される場面でよく登場します。
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