シリンダゲージとは?
しりんだーげーじ
シリンダゲージとは、シリンダ(円筒)の内径を精密に測定するための計測器で、エンジンのボア径やブッシュ内径などの管理に使われます。
シリンダゲージとは、シリンダ(円筒形の穴)の内径を高精度に測定するために用いる計測器です。ダイヤルゲージやデジタルインジケータを組み合わせた構造が一般的で、測定した内径の値をマイクロメータなどの基準寸法と比較することで、実際の内径寸法を求めます。
基本的な構造は、先端に複数の接触子(アンビル)を持つ測定ヘッドと、変位量を拡大表示するダイヤルゲージから構成されます。測定ヘッドをシリンダ内に挿入し、軸と直角方向に揺動させて最小値を読み取ることで、真の内径を計測します。この操作を「ロッキング法」と呼びます。
シリンダゲージが使われる主な場面は以下の通りです。
- 自動車エンジンのシリンダボア径測定と摩耗量の確認
- 油圧シリンダや空気圧シリンダのバレル内径管理
- ブッシュやベアリングハウジングの内径検査
- 製造現場における品質管理・寸法検査
測定範囲に応じてさまざまなサイズのモデルがあり、測定範囲を切り替えるためのアンビル(接触子)を交換して使用します。精度は一般的に数マイクロメートル単位で、エンジン整備や精密部品製造において不可欠な計測器の一つです。正しい測定のためには、基準器(リングゲージなど)でのゼロ点合わせが必要です。
使い方・例文
自動車のエンジンオーバーホール時に、シリンダゲージを使ってシリンダボアの内径を測定し、標準値からの摩耗量を確認してオーバーサイズピストンを使用するかどうかを判断します。
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