シャーハンシャーとは?
しゃーはんしゃー
シャーハンシャーとは、ペルシア語で「王の中の王」を意味する、古代から近代にかけてイランや周辺地域で用いられた最高君主の称号です。
シャーハンシャー(Shāhanshāh)は、ペルシア語で「王(shāh)たちの王(shāh)」を意味する複合称号です。単なる一地域の王ではなく、複数の王や君主を従える最高支配者であることを示す、帝国規模の権威を表す言葉です。
この称号はアケメネス朝ペルシア(紀元前550年頃〜紀元前330年)のキュロス2世やダレイオス1世らが用いたことで知られます。その後もパルティア王国、ササン朝ペルシアの君主たちに受け継がれ、ペルシア王権の象徴として定着しました。
イスラム化以降も、この称号の概念は継承されました。サファヴィー朝やカージャール朝のイラン君主たちもシャーハンシャーを名乗り、その権威を内外に示しました。20世紀にはパフラヴィー朝のモハンマド・レザー・シャーが「光のアーリア人の王の中の王」と称し、1979年のイスラム革命によって廃位されるまでこの称号を保持しました。
シャーハンシャーという称号は、単なる君主号を超えて、多民族・多文化を束ねる帝国的支配の理念を体現するものとして、ペルシア文化圏に深く根付いた概念です。
使い方・例文
「古代ペルシアのダレイオス1世はシャーハンシャーを称し、エジプトからインダス川流域に及ぶ広大な領域を支配した。」
この用語をシェア
最終更新: