シベリア楯状地とは?
しべりあじゅんじょうち
シベリア楯状地とは、ロシアのシベリア中央部に広がる先カンブリア時代の古く安定した岩盤地帯(クラトン)です。
シベリア楯状地(シベリアクラトンとも呼ばれる)は、ロシアのシベリア中央部、レナ川・エニセイ川に囲まれた広大な地域に広がる先カンブリア時代の安定した結晶質岩盤の地帯です。面積は数百万平方キロメートルにおよび、地球上に現存する最大規模のクラトン(安定大陸地殻)のひとつとされています。
この地帯を構成する岩石の多くは30億年以上前の原生代・始生代に形成されたもので、長期間にわたる地殻変動や侵食を経て現在の安定した状態を保っています。地表は主に中央シベリア高原として緩やかな台地状の地形を形成しており、北極圏にまたがるため永久凍土層が広く発達しています。
シベリア楯状地の特徴と重要性は次の通りです。
- ダイヤモンドや金、ニッケルなど貴重な鉱物資源が豊富で、世界有数の産出地域を含む
- 約2億5000万年前のペルム紀末に起きた大規模な火山活動(シベリアン・トラップ)の舞台であり、大量絶滅との関連が研究されている
- 地震活動はほとんどなく、地盤が極めて安定している
- レナ川流域の広大なタイガ(針葉樹林)や湿地が広がる生態系を支える地盤となっている
シベリア楯状地は地球の地質史を解明するうえで非常に重要な地域であり、世界各国の研究者が調査を行っています。
使い方・例文
ロシアのサハ共和国(ヤクーチア)はシベリア楯状地の上に位置し、世界有数のダイヤモンド産出地域として知られており、ミールヌイ鉱山などが有名です。
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