シトラールとは?
しとらーる
シトラールとは、レモングラスやレモンの皮などに含まれるレモン様の爽やかな香りを持つ天然芳香成分で、香料や化粧品に広く利用されるアルデヒド化合物です。
シトラールは、化学式 C₁₀H₁₆O で表されるモノテルペンアルデヒドで、ゲラニアール(α-シトラール)とネラール(β-シトラール)という2つの幾何異性体の混合物です。主にレモングラス・レモンバーベナ・メリッサ(レモンバーム)・レモンなどのかんきつ系植物の精油に豊富に含まれており、鮮烈でフレッシュなレモン様の香りが特徴です。
揮発性が高く、光・空気・熱に対してやや不安定な性質を持つため、製品への配合時には安定化や適切な保存条件への配慮が必要です。
主な用途は以下の通りです。
- 香料・フレグランス:シトラス系・フルーティー系の香水・コロン・芳香剤の主要原料
- 化粧品:スキンケア・シャンプー・ボディローションなどへの賦香剤として配合
- 食品香料:レモン・ライム風味の飲料・菓子・調味料に使用される食品フレーバー
- 合成香料の原料:ビタミンAやイオノン(すみれ様香料)などの有機合成中間体として重要
ゲラニオールと同様、EUの化粧品規制において皮膚アレルギーを引き起こす可能性のある成分として指定されており、一定量以上含む化粧品ではラベル表示が義務付けられています。敏感肌・アレルギー体質の方が使用する際には成分確認が重要です。抗菌作用や虫よけ効果に関する研究も進んでおり、天然素材としての多面的な活用が期待されています。
使い方・例文
レモングラスティーやシトラス系の香水に感じる爽やかなレモンの香りの主成分がシトラールです。食品では「レモン風味」の飲み物や菓子のフレーバーとして、また化粧品ではシャンプーや洗顔料の香りづけにも使われています。
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