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シデムシとは?

しでむし

シデムシとは、動物の死体を食べて分解する「自然の清掃屋」として知られる甲虫の仲間です。

シデムシ(死出虫)は、コウチュウ目シデムシ科Silphidae)に属する甲虫の総称です。「シデ」は「死出」すなわち死者を意味し、動物の死体(腐肉)を主食とする生態からその名がつきました。日本にはオオシデムシ・ヨツボシシデムシ・ヒラタシデムシなど複数の種が生息しています。

シデムシは動物の死体をいち早く嗅ぎつける優れた嗅覚を持ち、死体に集まって腐肉を食べるとともに、死体の下に卵を産みます。孵化した幼虫も腐肉を食べて成長します。この習性により、有機物の分解と栄養素の循環に大きく貢献しており、生態系において欠かせない「自然の清掃屋」としての役割を果たしています。

一部の種(特にニクバエやハエと競争するオオシデムシの仲間)は、死体を土に埋める「埋葬」行動で知られており、親が死体を地中に埋め込み、その場で幼虫を育てる珍しい育児行動を見せます。

体長は種によって異なりますが、日本産では10〜30ミリメートル程度のものが多く、黒地にオレンジ色の模様を持つ種類が目立ちます。法医昆虫学(犯罪捜査や死亡推定)の分野でも死体に集まる昆虫として注目されることがあります。

使い方・例文

野山や林の中で動物の死体や腐った有機物の近くで観察されることが多く、自然観察や生態学の教材としても登場します。

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