ザグロス山脈とは?
ざぐろすさんみゃく
イランからイラク・トルコ南東部にかけて弧状に連なる中東最大規模の山脈で、豊富な石油資源で知られます。
ザグロス山脈(Zagros Mountains)は、イランの西部から南西部にかけて、イラク北部・トルコ南東部の一部にまたがって延びる大山脈です。全長はおよそ1600キロメートルにも及び、中東では最大規模の山脈のひとつです。
地質学的には、アラビアプレートとユーラシアプレートの衝突によって形成された褶曲山脈(しゅうきょくさんみゃく)です。この地殻変動は現在も続いており、イラン・イラク国境付近では地震が比較的多く発生します。山脈は複数の平行した尾根が連なる特徴的な構造を持ちます。
ザグロス山脈の主な特徴は以下のとおりです。
- 最高峰はデナ山(標高約4409メートル)をはじめとする峰々が連なる
- 山脈の麓の堆積盆地には世界有数の石油・天然ガスが埋蔵されている
- カルン川などの重要な河川の源流域となっている
- スキタイ系やクルド系など多様な民族が古来より居住する地域
文明史的にも重要な地域で、人類最古の農耕・牧畜の起源地のひとつとされ、新石器時代から多くの遺跡が発見されています。また、古代のペルシャ帝国やメディア王国の興亡の舞台にもなりました。現在もクルド人が多く暮らす地域が含まれています。
使い方・例文
ザグロス山脈の地下には巨大な石油・ガス田が広がっており、イランやイラクの主要な石油産出地帯と重なっています。地質学や資源エネルギーの話題でよく登場します。
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