サントゥールとは?
さんとぅーる
サントゥールとは、中東やインドに伝わる台形の木箱に多数の弦を張り、細い槌で叩いて演奏する打弦楽器です。
サントゥールは、台形または長方形の木製共鳴箱の上に多数の弦を平行に張り、細い槌(ばち)で弦を叩いて音を出す打弦楽器です。イランおよびインド(カシミール地方)を中心に発展しており、それぞれ異なる演奏スタイルと調律を持ちます。
イランのサントゥールは72本前後の弦を持ち、4本ずつの弦をひと組としてコースを形成します。奏者は「ムラーブ」と呼ばれる細い木製の槌を両手に持ち、素早く叩くことで旋律を奏でます。音域は広く、クリアで明るい音色が特徴です。インドのサントゥールはさらに多くの弦を持ち、北インドのヒンドゥスターニー音楽の文脈で用いられます。
サントゥールはヨーロッパのダルシマーやハンマーダルシマーの祖先的楽器とも関係があるとされており、シルクロードを通じた文化交流のなかで広まったと考えられています。現代では伝統音楽だけでなく、ワールドミュージックや融合音楽でも使われます。
その繊細かつ幻想的な音色から、映画音楽や瞑想音楽にも取り入れられることがあり、近年は世界的に注目を集めています。
使い方・例文
イラン古典音楽のCDや、ヨガや瞑想をテーマにした音楽作品でサントゥールの涼やかな音色を耳にすることがあります。
この用語をシェア
最終更新: