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サルマン・ラシュディとは?

さるまんらしゅでぃ

サルマン・ラシュディは、インドイギリス人の作家で、『真夜中の子供たち』などのマジック・リアリズム作品と、イスラム世界から「死刑宣告(ファトワ)」を受けた事件で世界的に知られています。

サルマン・ラシュディ(Salman Rushdie、1947年生まれ)は、インドボンベイ(現ムンバイ)でイスラム系家庭に生まれ、イギリスで育ち、ケンブリッジ大学を卒業した作家です。英語圏の文学界において、ポストコロニアル文学・マジック・リアリズムの代表的な書き手として位置づけられています。

デビュー作『グリマス』(1975年)に続き、1981年に発表した『真夜中の子供たち(Midnight's Children)』でブッカー賞を受賞しました。インド独立の瞬間に生まれた子供たちが超自然的能力を持つというこの小説は、インドの独立後の歴史を寓意的に描いた大作で、後に「ブッカー・オブ・ブッカーズ」(最も優れたブッカー賞受賞作)にも選ばれています。

1988年に出版した小説『悪魔の詩(The Satanic Verses)』は、イスラム教の成立にまつわる場面を含む内容がイスラム世界から冒涜的とみなされ、1989年にイランの最高指導者ホメイニー師がラシュディを「死に値する」と宣告するファトワ(宗教令)を発しました。この事件により、ラシュディは長年にわたって身を隠して生活を送ることを余儀なくされました。

この事件は、表現の自由・宗教的感情・政治的圧力の緊張関係を世界に突きつけた歴史的事例として今日でも議論されます。ラシュディ自身は執筆活動を続け、多くの作品を発表し続けています。

使い方・例文

「「サルマン・ラシュディ問題」は、創作の自由と宗教的権威の衝突を示す事例として、言論の自由に関する議論で繰り返し引用されます。」

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