本文へスキップ

サルバドール・アジェンデとは?

さるばどーるあじぇんで

サルバドール・アジェンデとは、チリ政治家・医師で、世界初の選挙による社会主義政権を樹立したが、軍事クーデターにより非業の死を遂げた大統領です。

サルバドール・アジェンデ(Salvador Allende、1908〜1973)は、チリ政治家・医師です。社会党を中心とした左派連合「人民連合」の候補として1970年の大統領選挙に勝利し、選挙を通じて社会主義政権を樹立した世界で初めての国家元首として歴史に刻まれています。

アジェンデ政権は銅山などの主要産業の国有化・農地改革・教育医療の無償化など、大胆な社会変革を進めました。しかしこれらの政策は国内の保守層や経済界の激しい反発を招き、米国もCIAを通じた工作でアジェンデ政権の弱体化を図ったとされています。経済の混乱・物資不足が深刻化する中、1973年9月11日にアウグスト・ピノチェット将軍率いる軍がクーデターを起こし、大統領官邸モネダ宮殿を砲撃しました。

アジェンデはクーデター当日に死亡しましたが、自殺か殺害かについては長年議論が続きました。後の公式調査では自殺と結論づけられています。彼の死後、ピノチェットの軍事独裁政権が長期間続き、多くの市民が弾圧・拷問・行方不明の被害を受けました。アジェンデは今日もラテンアメリカにおける民主主義と社会正義のシンボルとして語り継がれています。

  • 1970年:選挙で世界初の社会主義政権を樹立
  • 銅山国有化・農地改革・教育無償化を推進
  • 1973年9月11日の軍事クーデターで死亡
  • ラテンアメリカ民主主義運動の象徴的存在

使い方・例文

チリの現代史や冷戦期の中南米政治を学ぶ際、必ず言及される指導者の一人です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語