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アジェンとは?

あじぇん

アジェンとは、韓国の伝統弦楽器で、弓で弦をこすって演奏する擦弦楽器の一種であり、低く深みのある音色が特徴です。

アジェン(牙箏、아쟁)は、韓国の伝統音楽(国楽)で用いられる擦弦楽器です。外見は箏(コト)に似た細長い胴を持ちますが、指で弦をはじくのではなく、弓状の棒(개나리 나무の枝や松脂を塗った木の棒)で弦をこすって演奏する点がユニークです。

アジェンには大アジェン(大牙箏)と小アジェン(小牙箏)の2種類があります。

  • 大アジェン:7本の弦を持つ大型のもので、宮廷音楽や雅楽(アアク)に用いられ、低音を担当します。
  • 小アジェン:9〜10本の弦を持ち、民間音楽や散調(サンジョ)などに使われます。近代になって開発された改良型で、音域が広いのが特徴です。
弦は伝統的に蚕の絹糸を縒り合わせた絹弦が使われており、棒でこするときの摩擦によって生まれる深く澄んだ音色は、チェロに近い印象を与えます。

アジェンはかつては宮廷の儀礼音楽に限られた楽器でしたが、現代では伝統音楽のみならず現代創作音楽やクロスオーバー作品でも使われるようになり、韓国音楽の表現域を広げる楽器として再評価されています。

使い方・例文

韓国の伝統音楽公演や時代劇(サグク)の演奏シーンで、演奏者が長い棒を横に持ち、箏のような楽器の弦を弓で擦る独特の奏法で登場するのがアジェンです。

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