サルゴン1世 (アッカド)とは?
さるごんいっせい
サルゴン1世とは、紀元前3千年紀末にメソポタミアでアッカド帝国を建国した王で、世界初の広域帝国を打ち立てたとされる人物です。
サルゴン1世(Sargon of Akkad)は、紀元前24〜23世紀ごろにメソポタミア(現在のイラク周辺)でアッカド帝国を建国した王です。「アッカドのサルゴン」「サルゴン大王」とも呼ばれ、人類史上初めて広域を統一した帝国の創始者として歴史的に重要な人物です。
サルゴンの出自については後世の伝説が多く、「葦籠に入れられてユーフラテス川に流された孤児が王になった」という物語が残っています。これはモーセの物語とも共通する英雄誕生の典型的な叙事詩的モチーフとして知られています。
軍事的にはシュメール諸都市を次々と征服し、メソポタミア全域にとどまらずシリアやアナトリア方面まで遠征したとされます。アッカド語(セム語系)を公用語として広め、シュメール語優勢だったメソポタミアに言語的・文化的変容をもたらしました。
サルゴン統治の主な特徴は次の通りです。
- 統一された行政・官僚制度の整備
- 遠距離交易ネットワークの構築
- セム語系アッカド語の普及
- 常備軍を用いた組織的な軍事征服
アッカド帝国はサルゴンの死後も数代にわたって存続し、その遺産はバビロニア文明へと引き継がれました。近代以前の「帝国」概念の原型として、歴史学・考古学の研究対象として重要視されています。
使い方・例文
古代オリエント史や世界史の授業で「世界最古の帝国を作った王」として紹介される場面や、文明史の書籍でメソポタミア統一の文脈で登場します。
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