サイナスリフトとは?
さいなすりふと
サイナスリフトとは、上顎奥歯へのインプラント埋入に先立ち、上顎洞の底を持ち上げて骨量を増やす外科手術です。
サイナスリフト(Sinus Lift)とは、上顎の奥歯(大臼歯・小臼歯)にインプラントを埋入する際、骨量が不足している場合に行われる骨造成手術の一種です。正式には「上顎洞底挙上術(じょうがくどうていきょじょうじゅつ)」とも呼ばれます。
上顎奥歯の歯根は上顎洞(副鼻腔の一部)に近接しており、歯を失った後は骨が吸収されてインプラントを固定するための十分な骨の高さが確保できなくなることがあります。この問題を解決するために、上顎洞の底部にある粘膜(シュナイダー膜)を丁寧に剥離して持ち上げ、できた空間に自家骨・人工骨・骨補填材などを充填して骨量を増やします。
手術方法は主に2種類あります。
- ラテラルアプローチ(側方法):頬側の骨壁に窓を開けて直視下に行う方法。骨量が著しく少ない場合に適応。
- クレスタルアプローチ(歯槽頂法):インプラントの埋入孔から器具を挿入する低侵襲な方法。骨量がある程度残っている場合に適応。
骨が成熟するまでに数ヶ月の待機期間が必要なため、インプラント埋入まで半年〜1年程度かかることがあります。副鼻腔炎の既往や全身疾患がある場合は適応を慎重に検討する必要があります。
使い方・例文
上顎奥歯のインプラント治療を希望したが、骨が薄くてそのままでは埋入できないと言われた場合、サイナスリフトで骨を造成してからインプラントを入れる計画が立てられることがあります。
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