サイチョウ科とは?
さいちょうか
サイチョウ科とは、アフリカや南アジア・東南アジアに生息する鳥類の一群で、大きなくちばしの上にある「カスク」と呼ばれる突起が最大の特徴です。
サイチョウ科(Bucerotidae)は、鳥綱のサイチョウ目に属する鳥類の一科です。「サイチョウ」の名はサイ(犀)の角に似た嘴の突起に由来します。アフリカ大陸、南アジア、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域に広く分布し、50種以上が知られています。
最大の特徴は大きく湾曲したくちばしと、その上部にある「カスク(casque)」と呼ばれるヘルメット状の突起です。カスクの大きさや形は種によって大きく異なり、ヘルメットサイチョウでは非常に大きく発達しています。かつてはカスクが軽量な中空構造と思われていましたが、実際には種によって内部構造が異なります。
生態的にも独特の特徴を持ちます。
- 多くの種でメスが木の洞に入り、泥や糞で入り口を塞いで抱卵・育雛する(巣ごもり行動)
- この間、オスが食物を運んで給餌を続ける
- 果実食・肉食を組み合わせた雑食性が多い
- 熱帯林の種子散布者として生態系で重要な役割を担う
大型の種は生息地破壊や狩猟などにより絶滅危惧種に指定されているものもあり、保全が課題となっています。
使い方・例文
野鳥図鑑や動物園の説明板で「カスクを持つ熱帯の鳥」として紹介されるほか、生物の多様性や熱帯雨林の生態を解説する場面でしばしば登場します。
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