サイクルタイムとは?
さいくるたいむ
サイクルタイムとは、製品やサービスの一単位が工程に投入されてから完成するまでに要する実際の時間のことです。
サイクルタイム(Cycle Time)とは、製造業やソフトウェア開発・サービス業において、ある作業・工程の一単位が開始してから完了するまでに実際にかかる時間を指します。生産管理や業務改善の文脈で広く使われる指標です。
混同されやすい概念としてタクトタイム(顧客需要から導き出される目標生産ペース)がありますが、サイクルタイムはあくまでも実測値・実績値です。サイクルタイムがタクトタイムより長ければ生産が需要に追いつかず、短ければ過剰生産やムダが生じる可能性があります。
製造ラインでは各工程のサイクルタイムを測定・比較することで、ボトルネック(最も時間のかかる工程)を特定し、改善活動の優先順位を決めることができます。代表的な改善手法としてはトヨタ生産方式(TPS)のカイゼン活動が知られています。
ソフトウェア開発・アジャイル分野では、タスクやストーリーが「作業中」になってから「完了」になるまでの時間をサイクルタイムと呼び、チームのスループットやプロセス効率を測る指標として活用されます。リードタイム(要求から完成まで)の内訳を分析する際にも重要な要素です。
サイクルタイムを短縮するには、作業手順の標準化・段取り替えの削減・並行作業の導入などのアプローチが一般的に有効とされています。
使い方・例文
自動車工場で一台の車体が溶接ラインに入ってから次工程へ送り出されるまでの時間を測定する際に、サイクルタイムが用いられます。
この用語をシェア
最終更新: