コール・ドゥ・バレエとは?
こーるどぅばれえ
コール・ドゥ・バレエとは、バレエ団において主役や独舞を担わずに集団として群舞を演じるダンサーたちの総称です。
コール・ドゥ・バレエ(Corps de ballet)はフランス語で「バレエの本体(胴体)」を意味し、バレエ団の中でプリマ・バレリーナやプリンシパルなどの独舞者・主役ダンサーを支える形で、集団的な群舞(アンサンブル)を担当するダンサーたちの集団を指します。日本語では「コール(corps)」と略して使われることもあります。
バレエ団の階層構造は一般的に以下のように区分されます。
- プリンシパル(プリマ・バレリーナ):主役を担う最上位のダンサー
- ソリスト:独立したキャラクターや短いソロを踊る中間層
- コール・ドゥ・バレエ:群舞として集団を形成する多数のダンサー
コール・ドゥ・バレエの役割は単なる「背景」ではなく、作品の美的統一感を支える不可欠な存在です。『白鳥の湖』では白鳥の群れを、『ジゼル』では幻のウィリ(精霊の群れ)を表現するコール・ドゥ・バレエが、作品世界を視覚的に形成する核心的役割を担います。全員が息を合わせた動きの均一性・隊形の美しさ・音楽との精密な同期が求められます。
多くのダンサーはコール・ドゥ・バレエとしてキャリアをスタートし、技術と表現力を磨きながらソリストやプリンシパルへの昇格を目指します。バレエ団の規模と評価はコール・ドゥ・バレエの層の厚さでも測られます。
使い方・例文
『白鳥の湖』の湖畔の場面で、多数の白鳥に扮して一糸乱れぬ動きを披露するダンサーたちがコール・ドゥ・バレエです。プログラムの出演者欄では「コール・ドゥ・バレエ」として一括して記載されます。
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