コルホーズとは?
こるほーず
コルホーズとは、ソビエト連邦時代に農民が土地・農機具などを共同出資して運営した集団農場のことで、農業集団化政策の中核を担った制度です。
コルホーズ(kolkhoz)はロシア語の「коллективное хозяйство(コレクティブノエ・ホジャイストヴォ)」の略で、「集団農場」を意味します。ソビエト連邦において、スターリン政権下の1930年代から本格的に推進された農業集団化政策の根幹をなす農業組織形態です。
コルホーズでは、農民が個人所有の土地・家畜・農機具を共同の財産として拠出し、集団として農業生産を行いました。生産物は国家の定めた計画に従って分配・出荷され、農民は労働日数(トルードデン)に応じて報酬を受け取る仕組みでした。コルホーズとは別に、国家が直接所有・管理するソフホーズ(国営農場)も存在しましたが、両者の違いは所有形態にありました。
コルホーズ化の推進は急速かつ強制的に行われたため、農民の抵抗や混乱が生じ、1932〜1933年にはウクライナを中心に深刻な飢饉(ホロドモール)が発生したとされています。生産性の低迷・農民の労働意欲喪失・農業技術の停滞といった問題が慢性的に続きました。
ソ連崩壊後の1991年以降、コルホーズは解体・民営化が進み、現在は歴史的な制度として記憶されています。ソ連型社会主義の経済運営と農業政策を理解するうえで欠かせない概念です。
使い方・例文
歴史の授業でソ連の農業政策を学ぶ際、コルホーズはスターリン時代の集団化政策を示す具体例として登場します。
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