コニカルビーカーとは?
こにかるびーかー
コニカルビーカーとは、下部が円錐形に広がった形状のガラス製容器で、滴定や混合操作など実験室で広く使われます。
コニカルビーカー(Conical beaker)は、底面が広く上部の口が狭くなった円錐(コニカル)形のガラス製実験用容器です。「エルレンマイヤーフラスコ(Erlenmeyer flask)」とも呼ばれ、1860年代にドイツの化学者エミール・エルレンマイヤーが考案しました。
通常の円筒形ビーカーと比べたコニカルビーカーの主な特徴は以下のとおりです。
- 液体のこぼれにくさ:口が狭いため、中の液体を攪拌・振り混ぜても外にこぼれにくい
- 蒸発の抑制:開口部が小さく、溶媒の蒸発を抑えながら操作できる
- 安定した自立:底部が広いため倒れにくく、スタンドなしで安定して置くことができる
- 正確な目盛:側面の目盛により液量をおおよそ把握できる(精密計量はメスフラスコを使用)
最も多用される場面は「滴定」実験です。酸塩基滴定や酸化還元滴定において、コニカルビーカーに被滴定液を入れ、ビュレットから滴下しながら手で揺り動かして混合します。口が狭いことで液はねが防げるため、この用途に最適です。また有機化学の反応フラスコとして加熱・還流に使われることもあります。容量は50mLから2000mL以上まで多様なサイズが揃っています。
使い方・例文
中学や高校の化学実験で、中和滴定のときにコニカルビーカーを手で揺らしながら指示薬の色の変化を観察する場面が典型的な使用例です。
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