コップ座とは?
こっぷざ
コップ座とは、南天に位置する星座で、古代ギリシャ神話に登場するアポロンの杯をモチーフにした88星座のひとつです。
コップ座(Crater)は、南天に広がる星座です。その起源は古代ギリシャ時代にさかのぼり、2世紀の天文学者プトレマイオスが「アルマゲスト」に記載した48星座のひとつです。モチーフはギリシャ神話に登場する「クレーター(クラテル)」と呼ばれる杯で、太陽神アポロンの杯であるとする伝承が広く知られています。
コップ座はうみへび座の背中に乗るような位置に描かれることが多く、隣のからす座と合わせてひとつの神話的な情景を形成しています。神話ではアポロンがカラスを泉に遣わして水を汲ませようとしたところ、カラスが怠けてコップを持って帰ったという話が伝わっています。
コップ座を構成する星は全体的に暗く、最も明るいδ星でも視等級3.6等程度です。南天に広がるため、日本では南の低い空に見えますが、春の夜に観察できる機会があります。うみへび座やからす座の近辺を探すと見つけやすいでしょう。
天文学的に特筆すべき大きな天体は少ないものの、古代から続く伝統的な星座として、星座の歴史や神話に興味を持つ人々に広く知られています。
使い方・例文
ギリシャ神話と星座の解説で「アポロンの杯を表すコップ座」として取り上げられます。
この用語をシェア
最終更新: