コウテイペンギンとは?
こうていぺんぎん
コウテイペンギンとは、現存するペンギンの中で最も大きい種で、南極大陸の過酷な環境に適応した独特の繁殖行動で知られます。
コウテイペンギン(学名:Aptenodytes forsteri)は、現存するペンギン目の中で最大の種です。体高はおよそ100〜130センチメートル、体重は成体で20〜45キログラムに達します。南極大陸とその周辺の海氷上にのみ生息し、厳しい極地環境に高度に適応した生態を持ちます。
コウテイペンギンの最も注目される特徴は、その独特な繁殖サイクルです。
- 南極の冬(4〜5月)に繁殖地へ移動し、氷上で交尾・産卵
- メスが産卵した後に海へ餌を求めて去り、オスが足の上に卵を乗せてポーチ(育児嚢)で温め、約65日間絶食しながら孵化を待つ
- 孵化後、餌を持って戻ったメスと交代してヒナを育てる
これほど過酷な環境で繁殖する理由は、春(南極の10〜11月)に孵化したヒナが夏の豊富な食物資源を最大限に利用できるように逆算したタイミングと考えられています。コウテイペンギンは泳ぎが得意で、潜水深度500メートル以上、潜水時間20分以上の記録もあります。気候変動による海氷の減少が個体数に影響を与えると懸念されており、保全上も注目されています。
使い方・例文
コウテイペンギンは、NHKや BBCの自然ドキュメンタリー番組で「氷点下の嵐の中で卵を守るオス」の映像として紹介されることが多く、南極の生態系を象徴する動物として幅広く知られています。
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