ケムシとは?
けむし
ケムシとは、チョウやガの幼虫のうち体に毛や棘が密生しているものの総称で、種によっては毒針毛を持ち皮膚炎を引き起こします。
ケムシ(毛虫)は、チョウ目(鱗翅目)に属するチョウやガの幼虫のうち、体表に毛や棘が目立つものの総称です。分類上の正式な区分ではなく、見た目の特徴に基づいた俗称です。
毛には大きく二種類あります。
- 無毒の毛:見た目はふさふさしていても触れても問題ない種が多く存在する。アゲハチョウやモンシロチョウの幼虫は毛がほとんどなく無害。
- 毒針毛(どくしんもう):触れると皮膚に刺さって毒を注入し、赤み・腫れ・かゆみを伴う皮膚炎(毛虫皮膚炎)を引き起こす。チャドクガ・ドクガなどが代表的。
毒針毛を持つ種は空気中に毛が飛散することもあり、近づいただけで症状が出る場合もあります。チャドクガはチャ(お茶)・ツバキ・サザンカなどに多く発生するため、家庭の庭でも注意が必要です。脱皮した皮や繭にも毒針毛が残るため、取り除く際は素手で触れないことが重要です。
生態的には春から初夏に多く発生し、バラ・サクラ・ウメなどの樹木を大量に食害する害虫として農業・園芸の場でも問題になります。孵化直後は集団でかたまり、成長につれて分散して葉を食べていくことが多いです。天敵はスズメバチ・クモ・鳥類などで、自然界のバランスの中で個体数が調整されています。やがて蛹を経てチョウやガの成虫へと変態します。
使い方・例文
「庭のツバキにチャドクガのケムシが発生したので、素手で触れないよう注意しながら薬剤で駆除した」「ケムシに近づいただけで皮膚炎になることがあるため、発生時期は長袖での作業が推奨される」という場面で使われます。
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