グンバイトンボ科とは?
ぐんばいとんぼか
グンバイトンボ科とは、翅が軍配(うちわ)のように広がる独特の形をした小型のトンボの一群で、清流に生息する昆虫分類群です。
グンバイトンボ科(Chlorocyphidae)は、トンボ目均翅亜目(いわゆるイトトンボの仲間)に属する昆虫の科です。和名の「軍配(ぐんばい)」は、相撲の行司が持つうちわ状の道具に由来しており、翅の先端が広がって丸みを帯びた独特の形がその名のもとになっています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 翅が先端部に向かって広がる軍配形で、均翅亜目の中でも際立った形態
- 体色は金属光沢のある青・緑・赤などで鮮やか
- 小型で、オスは翅に白斑・青斑など種によって特徴的な色彩を持つ
- 河川の清流・渓流沿いに生息する水質指標昆虫としての側面もある
世界的には東南アジア・南アジア・東アジアに多く分布します。日本にはグンバイトンボ(Heliocharis 属)やハグロトンボと混同されることもありますが、翅の形が異なります。清流環境に依存するため、河川環境の悪化に敏感で、環境の健全性を示す指標生物として注目されています。成虫は渓流沿いの岩や葉の上でメスへの求愛行動として翅をひらひらと広げる美しい動作を見せます。
使い方・例文
山あいの清流を訪れると、岩の上でオスのグンバイトンボが先の広がった特徴的な翅をひらひらと動かしながら求愛するディスプレイ行動を観察できることがあります。
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