グワッシュとは?
ぐわっしゅ
グワッシュとは、顔料に白色顔料と増粘剤を加えて不透明に仕上げた水彩絵具、またはその技法のことです。
グワッシュ(Gouache)は、顔料を水と結合剤(アラビアゴムなど)で溶いた水彩絵具に、白亜や白色顔料を加えることで不透明度を高めた絵具の種類です。フランス語に由来する名称で、英語圏でも広く使われています。
通常の透明水彩と異なり、グワッシュは光を透過させず、下の色をしっかり隠蔽する「不透明水彩」として機能します。このため、明るい色で暗い色の上に描き重ねることができ、修正や白のハイライト表現が容易です。乾燥すると若干色が変わる(明るくなることが多い)点が扱いの特徴です。
歴史的には中世のイルミネーション写本(彩飾写本)でも用いられており、ルネサンス期以降の細密画や挿絵でも多用されてきました。現代ではイラストレーション、アニメーション背景画、グラフィックデザインなど幅広い分野で活用されています。
グワッシュの主な特徴をまとめると次の通りです。
- 水溶性で扱いやすく、乾燥後も水で溶かして修正できる
- マットな仕上がりになり、光沢が出にくい
- 重ね塗りや混色が容易
- 速乾性があり、短時間で作業を進めやすい
- 紙だけでなく、ボードや黒紙など多様な支持体に使える
使い方・例文
「グワッシュを使って黒い紙に白いハイライトを入れ、夜景のイラストを仕上げた」というように、不透明な描画表現が必要な場面で登場します。
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