グレイとは?
ぐれい
グレイとは、放射線量の国際単位で、物質1キログラムあたり1ジュールのエネルギーが吸収されたことを示す単位です。
グレイ(記号:Gy)とは、放射線が物質に吸収されるエネルギー量(吸収線量)を表す国際単位系(SI)の単位です。物質1キログラムあたりに1ジュール(J)のエネルギーが吸収されたとき、1グレイ(1 Gy)と定義されます。
この単位は、放射線医学と放射線防護の発展に貢献したイギリスの物理学者ルイス・ハロルド・グレイ(Louis Harold Gray, 1905〜1965年)にちなんで命名されました。かつては「ラド(rad)」という単位が使われていましたが、国際的な統一のためにグレイが導入されました(1 Gy = 100 rad)。
グレイは以下のような場面で使われます。
- 放射線治療:がん細胞に照射する線量の計算・管理
- 食品照射:食品の殺菌・保存処理における照射量の基準
- 放射線防護:被ばく量の評価(ただし生体への影響はシーベルトで評価)
グレイは物理的なエネルギー吸収量を示すのに対し、生体への影響を考慮した等価線量はシーベルト(Sv)で表されます。両者は関連しながらも異なる目的で使われる重要な放射線単位です。
使い方・例文
放射線治療では、腫瘍に照射する総線量をグレイ単位で設定し、複数回に分けて照射する分割照射法が広く行われています。
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