グリヴナとは?
ぐりゔな
グリヴナとは、中世スラブ世界で使われた重量・貨幣単位であり、現在もウクライナの法定通貨名として受け継がれている歴史ある用語です。
グリヴナ(Grivna / Hryvnia)は、古代から中世にかけて東スラブ地域で広く用いられた重量単位および通貨単位です。語源は古スラブ語の「首飾り」を意味する言葉に由来するとされ、もともとは銀や金を棒状・リング状にした実物貨幣として流通していました。
キエフ・ルーシの時代(9〜13世紀)において、グリヴナは商取引の基準的な価値単位として機能しました。銀のグリヴナは重量によって価値が決まり、地域によって「キエフ・グリヴナ」「ノヴゴロド・グリヴナ」など形状や重さが異なる種類が存在しました。
グリヴナの歴史的な特徴を整理すると次の通りです。
- 実物貨幣(銀棒・銀リング)として使われた原始的な形態を持つ
- キエフ・ルーシ時代の法典「ルースカヤ・プラウダ」に罰金額としても登場する
- その後ルーブルへと発展的に継承されたとされる
- ウクライナ独立後の1996年に法定通貨「フリヴニャ(Hryvnia)」として復活した
現代のウクライナ通貨「フリヴニャ」は、グリヴナの現代ウクライナ語読みであり、民族のアイデンティティと歴史への回帰を象徴しています。
使い方・例文
ウクライナでは現在も日常の決済にフリヴニャ(グリヴナ)が使われており、紙幣にはタラス・シェフチェンコなどの歴史的偉人が描かれています。
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