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グリフとは?

ぐりふ

グリフとは、文字や記号視覚的に表現するための具体的な字形(デザインされた形)のことで、フォントや文字コードの世界で使われる専門用語です。

グリフ(glyph)とは、ある文字・記号・数字などを視覚的に表示するために描かれた具体的な「形」のことです。文字コード(たとえばUnicodeコードポイント)が「何の文字か」という抽象的な概念定義するのに対し、グリフはそれをどのように描くかという具体的な字形を指します。

一つの文字に対して複数のグリフが存在することがあります。たとえば「a」というアルファベットには、1階建ての「a」(一般的な手書き体)と2階建ての「a」(活字体)という二種類のグリフがあります。また「が」という文字は、「か」に濁点が付いた合成グリフとして実装されることもあります。

グリフの概念が特に重要になる場面には以下があります。

  • フォントファイルの設計(各グリフのアウトラインデータを格納する)
  • OpenTypeフォントの高度な機能(合字・字形切り替え・歴史的字形など)
  • Unicode上の異体字(同じ文字コードでも表示形が異なるグリフ)
  • アラビア語・インド系文字などの文脈依存グリフ(前後の文字によって形が変わる)

組版ソフトやWebブラウザは、文字コードを受け取り、フォントが持つグリフデータを参照して画面に文字を描画します。グリフという概念はフォントエンジニアリングやタイポグラフィの基礎として不可欠な知識です。

使い方・例文

フォント制作ツールの解説や組版の技術文書で「このOpenTypeフォントには合字グリフが含まれており、fi・fl などの組み合わせが自動的に美しいグリフに置き換えられます」という形で登場します。

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