グプタ朝とは?
ぐぷたちょう
グプタ朝とは、4〜6世紀に北インドで繁栄した王朝で、ヒンドゥー文化・サンスクリット文学・数学・天文学が高度に発展した「古典インドの黄金時代」として称えられます。
グプタ朝(Gupta Empire、320〜550年頃)は、チャンドラグプタ1世がガンジス川流域に建てた王朝で、その後継者たちのもとで北インドの大部分を統一しました。首都はパータリプトラ(現パトナ)で、チャンドラグプタ2世(ヴィクラマーディティヤ)の時代に最盛期を迎えました。
グプタ朝の時代は「インドの黄金時代」と称されるほど文化・学問・芸術が花開いた時期です。主な成果は以下の通りです。
- 数学・天文学:アーリヤバタが地球の自転・円周率の近似値・ゼロの概念を含む数学体系を発展させました
- 文学:カーリダーサが叙事詩・戯曲を著し、サンスクリット文学の最高峰とされます
- 医学:スシュルタやチャラカの医学体系がさらに整備されました
- 建築・彫刻:ヒンドゥー寺院建築の原型が形成され、精緻な石像彫刻が栄えました
宗教的にはヒンドゥー教(特にヴィシュヌ信仰)が王朝の庇護を受けて発展しましたが、仏教やジャイナ教も共存する宗教的寛容の社会でした。ナーランダー大学が仏教学問の国際的中心地として台頭したのもこの時期です。
5世紀後半からのフン族(エフタル)の侵入により国力が衰え、6世紀中頃に解体しましたが、グプタ朝が築いた文化的基盤はその後のインド文明に深く根付いています。
使い方・例文
現在私たちが使う0〜9の数字体系(アラビア数字)の原型は、グプタ朝時代のインドで発展したヒンドゥー・アラビア数字に由来しています。
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