クロチャワンタケとは?
くろちゃわんたけ
クロチャワンタケとは、茶碗を伏せたような黒〜黒褐色の子実体を持つ子嚢菌類のキノコで、湿った地面や朽ち木の上に発生します。
クロチャワンタケ(黒茶碗茸)は、子嚢菌門チャワンタケ目(Pezizales)に属するキノコで、Pseudoplectania nigrellaなどの近縁種を含むグループです。春から秋にかけて、湿った土壌・朽ち木・苔の上に発生し、単生または小群生します。
名前のとおり茶碗(椀)を伏せたような形の子実体を形成するのが特徴です。直径は1〜5センチほどで、内側(子実層面)は黒色〜黒褐色、外側は黒色〜暗褐色でやや粗い質感があります。縁は滑らかまたは波打ち、成熟すると浅い皿状に開きます。
子嚢菌類のチャワンタケ類は、担子菌類(一般的なキノコ)とは異なり、胞子を子嚢(しょうのう)という袋状の器官の中に作るのが特徴です。クロチャワンタケの仲間は腐生菌として有機物の分解に関わり、森林の物質循環を支えています。
食毒については不明または食不適とされる種がほとんどで、食用とはされません。一般的な「キノコ」のイメージとは異なる形態から、野外での観察では見落とされることも多いですが、菌類の多様性を示す興味深いグループです。
使い方・例文
湿った林道の脇や苔むした土の上に黒い小さな碗状のものが点在しているとき、クロチャワンタケの仲間である可能性があります。
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