クロタルとは?
くろたる
クロタルとは、古代ギリシャ・ローマ時代から用いられた小型の金属製打楽器で、指に装着して鳴らすシンバル状の楽器です。
クロタル(Crotale)は、古代ギリシャやローマの時代から知られる打楽器で、金属(主に真鍮や青銅)製の小さな円盤状または椀状の一対の楽器です。古代では神事や舞踊の伴奏に用いられ、カスタネットに似た使われ方をしていたとされています。
現代の管弦楽では、クロタルは音高を持つ小型のシンバルとして用いられます。一定の音程に調律された直径5〜10センチほどの金属円盤が複数セットになっており、マレット(ばち)で叩いたり、2枚を合わせて鳴らしたりします。音色は非常に明るく鋭く、余韻が長いのが特徴です。
クロタルが使われる場面の例としては以下があります。
- 印象派や近現代の管弦楽曲——ドビュッシーやラヴェルの作品に登場
- 舞台音楽——神秘的・異国的な雰囲気の演出
- 現代音楽——特殊奏法によるテクスチャーの探求
古代の楽器としての側面と、現代打楽器奏者が扱う精密楽器としての側面を併せ持つ点がクロタルの興味深い特徴であり、古楽研究と現代音楽演奏の両分野で注目されています。
使い方・例文
「オーケストラのパーカッション奏者がクロタルをマレットで叩き、透明感のある高音を響かせた。」打楽器の解説書や管弦楽曲のスコア解説で目にする機会があります。
この用語をシェア
最終更新: