クレアチニンクリアランスとは?
くれあちにんくりあらんす
腎臓がクレアチニンを1分間にどれだけ尿中に排泄できるかを示す、腎機能の指標です。
クレアチニンクリアランス(Ccr)とは、腎臓の糸球体がクレアチニンを単位時間(通常は1分)あたりにどれだけ濾過・排泄しているかを測定することで、腎機能(糸球体濾過量)を推定する検査値です。単位はmL/minで表されます。
クレアチニンは筋肉のエネルギー代謝の副産物であり、ほぼ一定量が産生されます。正常な腎臓はこれをほぼ完全に糸球体で濾過し、尿細管での再吸収もほとんど行わないため、腎機能の指標として適しています。
測定方法には主に二種類あります。
- 実測法:24時間蓄尿と採血を行い、尿と血液のクレアチニン濃度と尿量から計算する。
- 推算式(eGFR):血清クレアチニン値・年齢・性別から計算する簡便な方法。現在の臨床では広く使われている。
基準値は成人男性でおよそ70〜130 mL/min程度とされていますが、年齢・体格・筋肉量により差があります。慢性腎臓病(CKD)のステージ分類にも用いられ、数値が低いほど腎機能の低下を意味します。薬剤の投与量調整にも重要な指標であり、腎排泄型の薬では腎機能に応じた減量が必要となります。
使い方・例文
慢性腎臓病の患者が投薬を受ける際、「クレアチニンクリアランスが低下しているため通常量の半量に調整する」と医師が判断する場面でよく登場します。
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