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腎排泄とは?

じんはいせつ

腎排泄とは、腎臓血液中の薬物や老廃物をろ過し、尿として体外へ排出するプロセスのことです。

腎排泄(じんはいせつ)とは、腎臓が薬物・代謝産物・老廃物などを尿中に排出する生理的プロセスを指します。薬物動態学(ファーマコキネティクス)において、体内から薬を取り除く主要な経路のひとつであり、薬の効果持続時間や毒性管理に深く関わっています。

腎排泄は主に三つの機構によって成り立ちます。

  • 糸球体ろ過:血液が腎臓の糸球体を通る際に、分子量の小さな薬物や物質が原尿としてろし出される
  • 尿細管分泌:尿細管の細胞が積極的にトランスポーターを使って薬物を尿中へ分泌する
  • 尿細管再吸収:一度ろし出された物質の一部が再び血液中に戻る(これにより排泄が遅れる場合もある)

腎排泄される薬の代表例には、一部の抗菌薬(アミノグリコシド系など)、メトホルミン、一部の降圧薬などがあります。腎機能が低下している患者では薬が体内に蓄積しやすくなるため、腎機能(クレアチニンクリアランスや糸球体ろ過量:GFR)に応じた投与量の調整が必要です。

尿のpHも腎排泄の速度に影響を与えます。弱酸性薬物はアルカリ尿で、弱塩基性薬物は酸性尿でイオン化が進み再吸収が減るため、排泄が促進されます。この原理は中毒治療における尿のアルカリ化・酸性化療法にも応用されています。

使い方・例文

腎機能が低下した高齢患者に抗菌薬を処方する際、腎排泄の程度を考慮して投与量を減らすことがあります。

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