クリル列島とは?
くりるれっとう
クリル列島とは、北海道の北東からカムチャツカ半島にかけて連なる約1,200kmの火山列島で、日本とロシアの間で領有権問題が続く地域です。
クリル列島(Kuril Islands)は、北海道の北東端・知床半島沖の国後島から、ロシアのカムチャツカ半島南端まで連なる約56の島々からなる火山列島です。全長は約1,200kmに及び、太平洋とオホーツク海を隔てる弧状列島を形成しています。ロシア語では「クリリスキエ・オストロワ」、日本語では千島列島とも呼ばれます。
地理・自然
列島は太平洋火山帯(環太平洋火山帯)の一部であり、現在も活動する多数の火山を抱えます。択捉島が列島最大の島で、次いで国後島・色丹島・得撫島などが続きます。漁業資源が豊富な海域でもあり、オホーツク海サーモン・カニ・ウニなどの漁場として重要です。
領土問題
第二次世界大戦終結後にソ連(現ロシア)が占領して以来、日本は国後・択捉・色丹・歯舞群島の「北方四島」の返還を求め続けています。ロシアはこれらを自国領(南クリル諸島)と主張しており、日本との間で平和条約が締結されないまま今日に至っています。日本政府の公式立場では、北方四島は千島列島とは別に扱われています。
歴史的背景
江戸時代に日本人が移住・開拓し、1855年の日露和親条約で択捉以南が日本領とされました。しかし1945年のヤルタ会談などを経て、終戦直後にソ連が全島を占領した経緯があります。
使い方・例文
クリル列島は高校の地理・歴史や現代社会の授業で、日露間の未解決の領土問題(北方領土問題)を扱う際に必ず登場する地域です。
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