ギュメとは?
ぎゅめ
ギュメとは、フランス語圏などで引用や強調に使われる山形の引用符『«»』のことで、欧文組版で重要な役割を持つ約物です。
ギュメ(guillemet)はフランス語をはじめとするヨーロッパの言語で広く使われる引用符の一種で、左向きと右向きの山形(« »)の形をしています。二重ギュメ(« »)と一重ギュメ(‹ ›)があり、日本語のかぎ括弧(「」)に相当する役割を担います。
名称は16世紀のフランスの印刷業者に由来するとされており、長い印刷・出版の歴史を持つ記号です。英語の引用符(ダブルクォーテーション)に相当しますが、使い方には言語ごとの違いがあります。
使い方の特徴を整理すると次のとおりです。
- フランス語では引用符の内側にスペースを入れるのが正式とされる
- スペイン語・イタリア語・ロシア語など多くのヨーロッパ言語で採用されている
- 言語によって括弧の向きや使い方が異なる場合がある
- 日本語の装飾的な引用や書名表示に使われることもある
デジタル環境ではUnicodeで専用の文字コードが割り当てられており、欧文書体を扱うグラフィックデザインや翻訳・出版の現場では正しい使い方を知ることが重要です。機械的なダブルクォーテーションとは区別して使用することが高品質な組版の基本とされています。
使い方・例文
フランス語の書籍では会話や引用の際に英語式のダブルクォーテーションの代わりにギュメが使われ、« Bonjour » のように表記されます。
この用語をシェア
最終更新: