ギプス固定とは?
ぎぷすこてい
ギプス固定とは、骨折や靭帯損傷などの患部を石膏や合成素材で固める固定法で、骨の癒合や組織の回復を促す保存療法の基本です。
ギプス固定は、骨折・脱臼・靭帯損傷・腱断裂などの患部を硬い素材で覆い、関節や骨折部の動きを制限することで治癒を促す固定法です。整形外科の保存療法の中心的な手技であり、手術を行わない場合や術後の補助固定として広く用いられています。
材料の種類としては大きく二種類があります。
- 石膏(プラスター)ギプス:水で固まる石膏を含む包帯を巻いて成形する。歴史が長く安価だが重量がある。
- 合成樹脂(グラスファイバーなど)キャスト:軽量で通気性があり防水性のあるものもある。現在は多くの場面でこちらが主流。
固定の範囲は損傷部位と骨折型に応じて決まり、手指から上腕・肩まで覆うものから、足趾から大腿まで覆う長下肢ギプスまでさまざまです。巻き方も、完全に周囲を覆う「管状ギプス」と半周のみ固定する「シーネ(副子)」があり、腫脹のある急性期にはシーネを選択してコンパートメント症候群を予防することが多いです。
ギプス中は患肢挙上による浮腫管理、しびれや皮膚の状態の観察が必要です。固定期間中は筋萎縮が起きるため、ギプス除去後のリハビリテーションも治療の重要な一部です。
使い方・例文
手首の橈骨遠位端骨折の整復後、骨折部を安定させるためにギプス固定を行い、約4〜6週間患部を固定します。
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