ガウスの発散定理とは?
がうすのはっさんていり
「定理」の用語まとめを見るガウスの発散定理とは、ある閉曲面を通るベクトル場の流束が、その内部のベクトル場の発散の体積積分に等しいことを述べた定理です。
ガウスの発散定理(ガウスの定理)とは、ベクトル解析における基本定理のひとつで、三次元空間中の閉じた曲面を通るベクトル場の総流量(面積分)が、その曲面で囲まれた体積内部での発散(divergence)の体積積分と等しいことを主張します。
数式で表すと、ベクトル場 F と閉曲面 S、囲まれた体積 V に対して、「Sにおける F の面積分 = V における divF の体積積分」という関係が成り立ちます。発散とはベクトル場が各点でどれだけ「湧き出している」かを表すスカラー量です。
この定理は19世紀の数学者・物理学者カール・フリードリヒ・ガウスに深く関連しており、独立して複数の研究者によって発見されましたが、ガウスの名が冠されています。
ガウスの発散定理が活躍する主な場面は以下の通りです。
- 電磁気学:ガウスの法則(電場の面積分と内部電荷量の関係)の導出
- 流体力学:流体の連続方程式の誘導
- 熱力学:熱流束の計算
- 重力理論:重力場の解析
閉曲面全体の積分を体積積分に変換できるため、複雑な面積分を計算しやすい体積積分に置き換えるという実践的な威力を持ちます。物理・工学の理論的基盤を形成する重要な数学ツールです。
使い方・例文
電荷を囲む任意の閉曲面を通る電気力線の総本数が内部電荷量で決まることを示すガウスの法則は、この発散定理を用いて導出されます。
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