カール5世 (神聖ローマ皇帝)とは?
かーるごせい
カール5世とは、16世紀のハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝で、スペイン王も兼ねて広大な領土を支配し、宗教改革やオスマン帝国の脅威と対峙した君主です。
カール5世(1500〜1558年)は、ハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝(在位1519〜1556年)であり、スペイン王カルロス1世(在位1516〜1556年)でもあります。その支配領域はスペイン本国・スペイン領アメリカ・ネーデルラント・イタリアの諸国・神聖ローマ帝国にまたがり、16世紀最大の勢力を誇りました。
カール5世が直面した最大の課題の一つは宗教改革です。マルティン・ルターが1517年に九十五箇条を発表し、ドイツ諸侯の間でプロテスタントへの改宗が広まりました。カール5世はカトリックの擁護者として、1521年のヴォルムス帝国議会でルターを異端審問にかけましたが、ルターは撤回を拒否しました。その後のシュマルカルデン戦争(1546〜1547年)で一時プロテスタント諸侯を制圧しましたが、宗教分裂を最終的に解決できないまま1555年のアウクスブルクの和議で信仰の自由を承認するに至りました。
もう一つの課題はオスマン帝国です。スレイマン大帝の軍は1529年にウィーンに迫り、地中海でもオスマン海軍と激しく争いました。1556年、カール5世はすべての君主位を退位し、修道院に引きこもって余生を送りました。絶大な権力を持ちながら宗教改革を抑えられなかったその治世は、ヨーロッパの分裂の始まりとして歴史上重要な位置を占めます。
使い方・例文
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