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カワガラス科とは?

かわがらすか

カワガラス科とは、山岳渓流に生息する小〜中型の鳥類分類群で、水中に潜って川底を歩きながら餌を探す独特の採食行動で知られます。

カワガラス科(学名:Cinclidae)は、スズメ目に属する鳥類の科で、現生種はカワガラス属(Cinclus)の5種のみとされています。日本ではカワガラス(Cinclus pallasii)が1種生息し、本州から九州の渓流で年間を通じて見られます。

カワガラス科の最大特徴は、水中に潜って採食するという他のスズメ目には見られない特殊な行動です。急流の川の中に入り、水底を歩いたり潜ったりしながら、水生昆虫の幼虫、小型の甲殻類、小魚などを捕まえます。この行動を可能にする適応として、羽毛に撥水性が高い、目に瞬膜(ニクタチング・メンブレン)がある、翼で水中を泳ぐなどの特徴が挙げられます。

体型は丸みを帯びており、尾を立てる仕草をよく行います。羽色は種によって異なりますが、日本のカワガラスは全体的に濃褐色で、胸部が白っぽい個体もいます。鳴き声は澄んだ渓流の音に負けない大きさと通りの良さを持ちます。

清流の指標生物とも言われ、カワガラス科が生息できる渓流は水質が良好で水生昆虫が豊富な証拠となります。渓流沿いの岩の隙間や橋の下などに巣を作り、繁殖します。水辺の生態系における重要な構成要素として、環境保全の指標としても活用されています。

使い方・例文

清流の岩の上でぴょこぴょこと体を上下に動かし、素潜りで川底の虫を捕まえるカワガラスの姿は、カワガラス科を代表する印象的な場面です。

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