カロテノイドとは?
かろてのいど
カロテノイドとは、野菜や果物に赤・橙・黄色をもたらす天然色素の総称で、強い抗酸化作用を持つ脂溶性の植物色素群です。
カロテノイドとは、植物・藻類・一部の微生物が合成する天然の脂溶性色素の総称です。化学的には炭素40個を基本骨格とするテトラテルペン誘導体で、その構造内に多数の共役二重結合を持つことが特徴です。この共役二重結合が可視光を吸収し、赤・橙・黄色などの鮮やかな色を生み出します。
カロテノイドは大きく2つに分類されます。
- カロテン類:炭素と水素のみからなるもの(β-カロテン・α-カロテン・リコペンなど)
- キサントフィル類:酸素も含むもの(ルテイン・ゼアキサンチン・アスタキサンチンなど)
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるため「プロビタミンA」とも呼ばれ、視力の維持や皮膚・粘膜の健康に関与します。リコペンはトマトに多く含まれる赤色色素で、強い抗酸化力を持つことが知られています。ルテインとゼアキサンチンは目の黄斑部に集中して存在し、加齢黄斑変性の予防に関連するとする研究があります。アスタキサンチンはサーモンやエビに橙色をもたらす成分で、近年抗酸化サプリメントとして注目されています。
カロテノイドは脂溶性のため、油分と一緒に摂取すると吸収率が高まります。にんじんのβ-カロテンをドレッシングと一緒に食べたり、トマトを油で炒めたりすることで効率よく取り込めます。カロテノイドは体内で合成できないため、食事からの摂取が必要です。
使い方・例文
「にんじんのオレンジ色はβ-カロテン(カロテノイドの一種)によるもの」という説明や、サプリメントの成分表示で「カロテノイド配合」と表示される場面で登場します。
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