カルシトリオールとは?
かるしとりおーる
カルシトリオールとは、ビタミンDの最終活性型であり、カルシウムの吸収と骨代謝を調節する重要なホルモン様物質です。
カルシトリオール(1,25-ジヒドロキシビタミンD3)は、ビタミンD3が肝臓と腎臓で順次水酸化されることで生成される、生物学的に最も活性の高いビタミンD代謝産物です。ビタミンD受容体(VDR)に結合して遺伝子発現を調節する「ホルモン様物質」として機能します。
カルシトリオールの主な生理作用は以下のとおりです。
- 小腸でのカルシウム・リンの吸収促進
- 腎臓でのカルシウム再吸収の調節
- 骨のリモデリング(形成と吸収のバランス調整)への関与
- 免疫調節や細胞増殖の制御(研究段階を含む)
慢性腎臓病では腎臓での活性化が障害されるため、カルシトリオールが不足しやすく、二次性副甲状腺機能亢進症や腎性骨異栄養症が生じます。そのため、慢性腎不全や透析患者にはカルシトリオール製剤が補充療法として投与されます。また、副甲状腺機能低下症や骨粗鬆症の治療にも用いられます。
使い方・例文
透析を受けている患者や副甲状腺機能低下症の方が、カルシウム不足や骨代謝の異常を補正するために、カルシトリオールのカプセルや注射薬を使用します。
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