カランセとは?
からんせ
カランセとは、ラン科エビネ属に分類される大型の洋ランで、地中海地方から東南アジアまで広く分布し、色とりどりの花を咲かせる属です。
カランセ(Calanthe)は、ラン科に属する大きな属の一つで、世界各地の熱帯・亜熱帯から温帯にかけて約200種以上が分布します。日本に自生するエビネ(Calanthe discolor)もこの属に含まれており、「エビネ属」とも呼ばれます。
カランセの特徴は次の通りです。
- 偽球茎(バルブ)から大きな葉を数枚展開し、草丈は種によって数十センチから1メートル以上になるものもある
- 長い花茎に10〜30輪以上の花を連ねて咲かせる
- 花色は白・ピンク・赤・黄・紫など豊富で、唇弁に鮮やかな模様が入ることが多い
- 落葉性(冬に葉が枯れる)と常緑性の種があり、栽培方法が異なる
栽培面では、落葉性の種は冬に乾燥休眠させる必要があり、常緑性の種は年間を通じて適度な水分を保ちます。いずれも有機質に富んだ水はけのよい土を好み、直射日光よりも明るい半日陰が適します。
日本固有のエビネはカランセの中でも特に人気が高く、江戸時代から山野草・東洋ラン愛好家に珍重されてきました。野生のエビネは乱獲により希少化したため、現在は多くが法的保護の対象となっています。ランの中では比較的育てやすい種が多く、初心者にも取り組みやすい属として知られています。
使い方・例文
エビネ展では、カランセ属のさまざまな交配種や原種が一堂に展示され、花色の多彩さを楽しむ愛好家たちが訪れます。
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