セッコクとは?
せっこく
セッコクは岩や樹木に着生する日本原産のランで、清楚な白やピンクの花を咲かせる多年草です。
セッコク(石斛)は、ラン科セッコク属(Dendrobium moniliforme)に分類される多年草で、日本・朝鮮半島・中国に自生する着生植物です。山地の岩壁や老木の樹皮に根を張り付かせて育ち、土壌を必要としない独特の生態を持ちます。
茎は細い棒状で高さ10〜30cm程度になり、節ごとに葉を付けます。5〜6月ごろに芳香のある白またはうすピンクの花を数輪咲かせ、花びらは細長く優雅な印象を与えます。着生ランとしては比較的丈夫で、日本の山野に広く分布しています。
園芸品種として長く親しまれており、次のような特徴が愛好家に評価されています。
- コンパクトな草姿で小鉢や流木への着生栽培が楽しめる
- 香りが良く、観賞価値が高い
- 東洋ランの入門種として扱いやすい
- 漢方では茎を乾燥させた「石斛」として利用される
また、漢方薬の原料としても古くから用いられ、滋養強壮や消化促進の効果があるとされてきました。環境省のレッドリストには掲載されていませんが、自生地の減少が指摘されており、採取には注意が必要です。
使い方・例文
「裏山の老松にセッコクが着生しており、初夏になると甘い香りの白い花が一斉に咲き誇る」といった形で、自然の着生環境や東洋ラン愛好家の栽培場面で登場します。
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