カプランマイヤー推定量とは?
かぷらんまいやーすいていりょう
カプランマイヤー推定量とは、生存時間データから打ち切りを考慮しつつ生存率の時間変化を推定するノンパラメトリックな手法で、階段状の曲線で表示されます。
カプランマイヤー推定量(Kaplan-Meier estimator)は、1958年にエドワード・カプランとポール・マイヤーが発表した生存関数の推定手法です。特定の分布形を仮定しないノンパラメトリック法であり、臨床試験をはじめ生存時間分析の基本ツールとして世界中で広く使われています。
計算の仕組みとしては、イベント(死亡・故障など)が発生した各時点において「リスク集合(その時点までイベントが起きていない人数)」と「イベント発生数」から条件付き生存確率を算出し、それらの積として累積生存確率 S(t) を求めます。打ち切りデータが生じた時点ではリスク集合の人数が減少しますが、生存確率の計算には直接影響しません。
視覚的な特徴として、カプランマイヤー曲線はイベントが発生するたびに段階的に下がる階段状のグラフとなります。この曲線を2群(例:治療群と対照群)で描いて比較し、ログランク検定で群間差の有意性を検定することが一般的な分析手順です。
主な用途は以下のとおりです。
- 臨床試験における生存曲線の可視化と比較
- 製品寿命・機械信頼性の評価
- 顧客離脱率の経時的把握
使い方・例文
新しい抗がん剤を評価する臨床試験で、治療群と標準療法群それぞれのカプランマイヤー曲線を描き、5年生存率を視覚的に比較するといった形で登場します。
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