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カシミールサファイアとは?

かしみーるさふぁいあ

カシミールサファイアとは、インド北部カシミール地方で産出される、深みのある青色が特徴の最高品質のサファイアです。

カシミールサファイアは、インド北部のカシミール地方(現在はインドとパキスタンの係争地域に近いヒマラヤ山脈一帯)で採掘されるサファイアのことを指します。19世紀後半に鉱床が発見され、数十年の間に主要な産出量を生み出しましたが、現在ではほとんど採掘が行われていないため、市場への流通量が極めて少ない希少宝石として知られています。

その最大の特徴は、「コーンフラワーブルー(矢車草の青)」と呼ばれる独特の深い青色です。この色は、鉄とチタンの微量元素によるものですが、カシミール産のものは内部に微細なシルク状のルチル(金紅石)が含まれており、光を柔らかく拡散させる「ベルベットのような輝き」を生み出します。これは他の産地のサファイアにはなかなか見られない特性です。

宝石の評価においてカシミールサファイアは最高峰に位置づけられており、鑑定機関による産地証明書がつくと、ミャンマー産やスリランカ産など他産地の同品質サファイアと比べて数倍以上の価格がつくことも珍しくありません。オークションでも高額落札の記録を持つ品が多く、コレクターや投資家からも高い注目を集めます。

理科・鉱物学の観点では、サファイアはコランダム(酸化アルミニウム)の一種であり、カシミールという特定の地質環境が生み出す独自の結晶構造が、あの特別な青色を実現していると考えられています。

使い方・例文

カシミールサファイアは宝石店やオークションで「カシミール産証明書付き」として売り出されることが多く、希少性から同サイズの他産地サファイアより大幅に高値がつく場面でよく登場します。

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