カシミヤとは?
かしみや
カシミヤヤギの産毛から得られる希少な高級繊維で、軽くて柔らかく保温性に優れています。
カシミヤ(cashmere)は、カシミヤヤギ(Capra hircus laniger)の産毛(アンダーコート)から採取される高級天然繊維です。名称はかつての産地であるカシミール地方(現在のインド・パキスタン国境地帯)に由来します。
カシミヤの繊維径は通常14〜19マイクロメートルと極めて細く、羊毛(ウール)の約3分の1以下の細さです。この細さが肌に触れたときのなめらかさと柔らかさを生み出します。また繊維内部に空気を多く含むため、重量あたりの保温性が非常に高いことも特徴です。
生産量が限られる理由として、1頭のカシミヤヤギから年間に採れる産毛はわずか150〜200グラム程度であることが挙げられます。セーター1枚には数頭分の毛が必要となるため、価格は一般的なウール製品の数倍から十数倍に達することもあります。主な産地はモンゴル・中国(内モンゴル)・イランで、世界の生産量の大部分をこれらが占めます。
品質の指標として繊維径(細いほど高品質)・長さ・純度が用いられます。日本の繊維製品品質表示規程では「カシミヤ」表示には純度100%(または混紡の場合は正確な比率表示)が求められています。洗濯や保管時には虫食い・縮みに注意が必要です。
使い方・例文
カシミヤのセーターやストールは軽量でも温かく、上品な光沢と肌触りから高級ブランドの定番素材として扱われており、プレゼントや特別な場面の衣料として選ばれることが多いです。
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