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カイパーベルト天体とは?

かいぱーべるとてんたい

カイパーベルト天体とは、海王星軌道の外側に広がるカイパーベルト領域に存在する小天体の総称で、太陽系初期の残存物とされています。

カイパーベルト天体(Kuiper Belt Object、KBO)は、太陽から約30〜50天文単位(AU)の距離にあるカイパーベルト軌道を持つ小天体の総称です。1992年の初確認以来、これまでに数千個以上が発見されています。

カイパーベルトは1951年に天文学者ジェラルド・カイパーが理論的に予言した領域で、氷と岩石を主成分とする小天体が密集しています。これらは太陽系形成初期(約46億年前)の原始太陽系円盤の残存物と考えられており、惑星形成の歴史を解明する重要な手がかりになっています。

カイパーベルト天体は軌道の特徴によって分類されます。

  • 古典的KBO(コールドポピュレーション):円に近い安定軌道を持つ
  • 共鳴KBO:海王星と軌道共鳴する天体(冥王星も3:2共鳴天体)
  • 散乱円盤天体:海王星の重力で軌道を乱された高離心率天体

冥王星はカイパーベルト天体の代表格で、2006年に国際天文学連合が「矮小惑星」に再分類しました。探査機「ニュー・ホライズンズ」は2015年に冥王星に接近し、2019年には外縁天体アロコスを観測するなど、KBO研究は現在も進展しています。

使い方・例文

冥王星やエリスはカイパーベルト天体の代表例として天文ニュースで頻繁に登場します。「太陽系外縁天体」の解説でこの用語が使われます。

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