オートファジーとは?
おーとふぁじー
オートファジーとは、細胞が自身の不要なタンパク質や傷ついた細胞小器官を分解・再利用する「自食作用」と呼ばれる仕組みで、細胞の品質管理に不可欠なプロセスです。
オートファジー(autophagy)とは、細胞が自身の内部成分——古くなったタンパク質、凝集したタンパク質、機能不全に陥った細胞小器官(ミトコンドリアなど)——を分解し、得られたアミノ酸や脂肪酸を再利用する仕組みです。ギリシャ語で「自分(auto)を食べる(phagein)」を語源とし、日本語では「自食作用」とも呼ばれます。
オートファジーの主な流れは次のとおりです。
- 分解対象となる細胞成分が隔離膜(ファゴフォア)に包まれ、オートファゴソームが形成される
- オートファゴソームがリソソームと融合してオートリソソームとなる
- リソソーム内の加水分解酵素が内容物を分解し、モノマー(アミノ酸・脂肪酸など)として細胞質に放出される
- 放出されたモノマーが新たな物質合成やエネルギー源として再利用される
オートファジーは飢餓状態・低酸素・感染などのストレス時に活性化されます。2016年には大隅良典博士がオートファジーの仕組みの解明によりノーベル生理学・医学賞を受賞し、世界的な注目を集めました。
オートファジーの機能不全は、がん・神経変性疾患・糖尿病・感染症などとの関連が示されており、医療応用への研究が進んでいます。また一部の研究ではカロリー制限や断食がオートファジーを促進するとされています。
使い方・例文
食事を抜いて空腹状態が続くと体内でオートファジーが活性化し、細胞が古い部品を分解して栄養源を確保するため、細胞の若返り効果が期待されると話題になっています。
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