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オーカーとは?

おーかー

オーカーとは、黄褐色から赤褐色を帯びた土系の天然顔料、またはその色調を指し、絵画や装飾に古くから使われてきた色です。

オーカー(ochre)は、酸化鉄(主に水酸化鉄や酸化第二鉄)を含む天然の土壌鉱物から得られる顔料、およびその顔料が示す黄褐色〜赤褐色系の色調を指します。日本語では黄土色(おうどいろ)に相当する概念として知られています。

オーカーは人類が使用した最古の顔料のひとつとされており南アフリカのブロンボス洞窟では約10万年前のオーカー使用の痕跡が発見されています。旧石器時代のラスコー洞窟壁画やアルタミラ洞窟壁画にも用いられており、人類の芸術活動の起源と深く結びついた素材です。

オーカーにはいくつかの種類があります。

  • イエローオーカー:水酸化鉄(ゲーサイト)を主成分とする黄色系
  • レッドオーカー:酸化鉄(ヘマタイト)を主成分とする赤褐色系。イエローオーカーを加熱すると変化する。
  • ブラウンオーカー:マンガンなどを含む褐色系

耐久性・耐光性が高く、水彩・油彩・フレスコなど多様な技法に対応できるため、現代の絵画でも広く使われます。また建築の外壁塗料やインテリアカラーとしても親しまれ、ナチュラルで温かみのある色調として人気があります。

使い方・例文

「イタリアの古い建物の外壁に塗られたオーカー色が、夕日に映えて美しかった」のように、大地を感じさせる温かな黄褐色を表す場面で使われます。

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