オリバー・クロムウェルとは?
おりばーくろむうぇる
オリバー・クロムウェルは、17世紀イングランドの清教徒革命を指導し、国王チャールズ1世を処刑して共和政を樹立した軍人・政治家です。
オリバー・クロムウェル(Oliver Cromwell、1599〜1658)は、17世紀イングランドを激動の時代に生きた軍人・政治家で、清教徒革命(イングランド内戦)の最大の指導者として知られています。ケンブリッジシャーのハンティンドンに生まれ、議会派の一員として国王チャールズ1世に対する内戦に参加しました。
クロムウェルは優れた軍事的才能を発揮し、「鉄騎隊(アイアンサイズ)」と呼ばれる強力な騎兵隊を育て上げ、1645年のネーズビーの戦いなどで王党軍を決定的に打ち破りました。内戦の勝利後、1649年にチャールズ1世を裁判にかけて処刑し、イングランドに共和政(コモンウェルス)を樹立しました。これはヨーロッパ史において君主を合法的な裁判で処刑した前例のない出来事として歴史に刻まれています。
その後のクロムウェルの主な動向は以下の通りです。
- アイルランド・スコットランドへの遠征と征服
- 航海条例(1651年)の制定によるオランダとの通商競争
- 1653年に護国卿に就任し、事実上の独裁的権力の掌握
- ピューリタン道徳に基づく厳格な社会統制の実施
クロムウェルは1658年に死去し、その後イングランドは王政復古(チャールズ2世の即位)へと向かいました。議会主権の確立に貢献した革命家として評価される一方、アイルランドでの虐殺的遠征など厳しい批判も受けており、今日でもイギリス史上最も議論を呼ぶ人物の一人です。
使い方・例文
「クロムウェルの護国卿政治は、革命が生んだ独裁という皮肉な側面を示す歴史事例だ」として、政治学や歴史の授業で権力と革命の関係を考える際に引用されます。
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