エーリッヒ・ルーデンドルフとは?
えーりひるーでんどるふ
エーリッヒ・ルーデンドルフとは、第一次世界大戦でヒンデンブルクを補佐してドイツ軍を指揮し、戦争末期には事実上の独裁的権限を握った参謀将軍です。
エーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Ludendorff、1865〜1937年)は、第一次世界大戦でドイツ帝国軍を実質的に指導した参謀将軍です。プロイセン出身で、戦前から参謀本部での優秀な計画立案者として知られていました。
1914年のタンネンベルクの戦いでヒンデンブルクの参謀長として包囲戦を計画・実行し、ロシア軍に対する歴史的大勝利を実現しました。1916年以降は第一参謀次長として戦争指導の中枢を担い、ヒンデンブルクとともにドイツの政治・経済・軍事のすべてを統括する「最高司令部体制(OHL体制)」を形成しました。
ルーデンドルフの指揮の特徴と主要な作戦を挙げます。
- 1918年春のルーデンドルフ攻勢(カイザーシュラハト):浸透戦術を駆使した大規模攻勢
- 「総力戦」概念の推進:経済・国民・外交を一体化した戦争遂行
- Uボート(無制限潜水艦作戦)の推進
しかし1918年春の大攻勢が失敗に終わると戦況は急速に悪化し、10月に辞表を提出して失脚しました。戦後はナチ党のミュンヘン一揆(1923年)に参加するなど右翼民族主義運動に関与し、国家社会主義的な「総力戦」理論を著作として発表しました。彼の軍事思想は近代の総力戦論に影響を与え続けています。
使い方・例文
「第一次世界大戦の政治・軍事の関係を論じる授業では、ルーデンドルフが軍事指導者でありながら政治に深く介入した典型例として紹介されます。」
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